中学受験で成功する「黄金法則」とは

(1)5年生まで

基本的に各塾のカリキュラムにしたがって5年前半に地理、5年後半に歴史の分野を学習します。後半の歴史は暗記する量が地理より格段に増えますので、5年生の前半の早い時期に、復習中心の学習ペースを確立しましょう。

地理の学習のさいには、かたわらに地図帳をおいて常に出てきた場所を確認するようにしましょう。また、白地図に慣れるようにしましょう。地理の空間感覚が養えます。

歴史の学習では、時代の流れ(因果関係)が重要です。時代の流れをつかむには年表が便利です。年表を「読む」習慣をつけましょう。歴史の時間感覚が身に付きます。

(2)6年生前半まで

公民の分野を学習していきます。5年生までと同様に、各塾のカリキュラムに沿って学習ペースをきっちり守っていくことが大切です。政治・経済・国際・時事問題というように公民の分野はこれまでの歴史・地理より抽象度が高く、「大人の世界」の話です。日ごろから、テレビのニュースを見たり、新聞を読む習慣を身につけましょう。また、学校や塾の先生やご両親などまわりの大人に学習したことを話してみるのもいいでしょう。

(3)6年後半

夏休みに地理・歴史・公民の総復習を行います。秋口からは過去問演習をはじめます。そして、模擬テストを受けていきます。

総復習には5年上下と6年上のテキストを読み返すのもいいですが、「四科のまとめ」や「メモリーチェック」のようなものが便利で効率的です。

過去問は社会の場合データが古くなってしまっている場合がありますので、5年分程度を解けば最近の出題傾向がつかめるでしょう。また、記述問題を解いたら必ず塾の先生に添削してもらうようにしてください。記述問題の書き方、部分点の取り方を身につけましょう。